オータニ・モンゴルの里

挨拶

  ある時、街からこの丹波篠山に移住してこられた方の動機を聞く機会に恵まれました。

「子供たちの挨拶に心惹かれた」というものでした。

 

私もその方が感じられた、その気持ちはとてもよくわかります。

気持ちの良い習慣に触れた経験が私にも沢山あります。

 

ここで暮らす子供たちは、学校教育の中で登下校時に人と出くわしたら「ただいま帰りました」等と、自分から挨拶しましょうと、習っています。

 

子供たちはその伝統とも言える習慣の輪の中に入ると、小学校入学したその日から先輩の真似を上手にやってのけます。

 

素直な心で、学ぶ喜びをこうして体得していく子供たちを素晴らしいなぁと感じます。

 

私たちの子供達も、この地域の方々に見守られながら、学校生活を安心して過ごすことができました。

 

地域の子供たちが、私たち大人にしてくれる、その声掛けの、発声の美しさ、姿勢の美しさ、表情の美しさが際立っているので、一瞬にして心に残る風景として映ります。

 

移りゆく季節の中、子供たちが重たそうなランドセルを背中にぴったり乗せて、両手に傘や体操服、水筒、作品の筒など、小さな体にいっぱいにぶら下げながら、学びの教室に向かう姿や家族の待つ家に帰る姿は、いつ見ても声を掛けずにはいられなくなります。

 

「おはようございます」「いってらっしゃい」「お帰りなさい」  愛しい思いを挨拶に込める私たちです。